GB DECCA SET325-6 ゲオルク・ショルティ ヘザー・ハーパー ヘレン・ワッツ ロンドン交響楽団 マーラー・復活


34-15870

商品番号 34-15870

通販レコード→英ナローバンド ED4盤

これはいかにもショルティならではの強烈無比な演奏だ。 ―  英雄の死と復活をテーマに、怖れと甘美さや戦慄と優美な憧れといった両極の情感が内在している、生きることの意味を追求する哲学的な内容を持ったマーラーの交響曲『復活』は、終楽章で最後の審判と復活が描かれる一大叙事詩ともいうべき作品です。ショルティの覇気みなぎる指揮は、若きマーラーの清冽なロマンティシズムを見事に引き出している。半世紀にわたりデッカの重要なアーティストであり続けたサー・ゲオルグ・ショルティの指揮活動の初期の録音の中から、ショルティの覇気溢れる清冽な指揮が広く世に認められたロンドン交響楽団とのマーラーの交響曲録音は、1961年にコンセルトヘボウ管弦楽団との第4番に続き、1964年の第1番に続いて、1966年に録音した第2番は、男性的な力強い突進力で進められるこの演奏は指揮者の強烈な個性によって貫かれており、聴く者に圧倒的な感銘をもたらしてくれます。ショルティの指揮する曲は概して大胆さや迫力で押し切る傾向が有りますが、この究極のマーラー全集、一千人交響曲などは、舞台から楽員が溢れはみ出しそうになっている大作、ゆっくりのテンポの美しい旋律は、とても「ラインの黄金」のドンナーを収録した同じ指揮者とは思えません。ショルティのイメージから聴き始めはマッシブでガチガチに硬派な演奏で、しなやかさに欠ける演奏と思いきや、単にオーケストラを煽るだけではなくて、あるいは自らの底にあるロマンティシズムが目覚めたからなのか、ロンドン響共々非常に共感に満ち、時にロマンティックなうねりすら聴かせるのですが、それが類い希なほどの説得力を持って聴き手に迫ってきます。かの歴史的な超名演であるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」をウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともにスタジオ録音している最中のもの。かかる録音も終わりに近づいており、そうしたことに去来するであろう自らの指揮芸術に対する漲るような自信と誇りが演奏自体にもあらわれているかのようである。リングの世界に没入することなかったショルティならでは、スコアを読み込むことで表現すべきものを得るような楽曲探求に振り回されず、充実している。ワーグナーの時と同じく、マーラーの書いた音符すべてを明確に鳴らしきった結果、マーラーのグロテスクさが全面に現れている。オーケストラの機能を最大限に生かした明晰で妥協のない演奏で、極めて現代的と評された1966年録音のマーラーだ。ロンドン響も、ショルティのメリハリのある指揮にしっかりと付いていき、持ち得る実力を発揮した見事な演奏を行っているとともに、ソプラノのハーパーやアルトのワッツをはじめとした声楽陣も最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。冒頭からただならない気配が支配し、その空気が全曲を覆う。オーケストラの響きは深々としていて実在感があり、息の長い旋律には生命感が漲り、押しと引きの対比も鮮やかで、精鋭のもつ驚異的な表現力の幅が遺憾なく発揮されています。

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