FR DGG 2711 024 ピエール・ブーレーズ ストラータス ミントン ティアー マツーラ パリ・オペラ座管弦楽団 ベルク・ルル


34-8980

商品番号 34-8980

通販レコード→仏ブルーライン盤

豪華キャストによる精緻で隙の無い上演 ―  未完の傑作として名高い“ルル”ですが、未亡人ヘレーネは補筆を禁じ、完成していた2幕までと「ルル組曲」の抜粋という形で初演されたが、ここでは作曲家フリードリヒ・チェルハが第3幕を補筆完成したヴァージョンを使用してドラマとしての体裁がきちんと整えられています。1979年パリ・オペラ座でのピエール・ブーレーズ指揮、パトリス・シェロー演出、テレサ・ストラータス、イヴォンヌ・ミントン等、豪華キャストによる精緻で隙の無い上演。20世紀前半の音楽史に重要な功績を残した新ウィーン楽派の作曲家たちのなかで、アルバン・ベルクはある意味で特異な存在だったと言えるだろう。後期ロマン派から無調へ、さらに12音技法の創始者として、時代を切り開いていった師シェーンベルク。師の世界をさらに推し進め、前衛の時代の絶対的な規範となった盟友ウェーベルン。しかしながら彼らの道のりは同時に、20世紀の音楽が抱えることになった問題、すなわち聴衆との断絶を広げるものだった。そのなかでベルクはオペラ《ヴォツェック》によって興行的な成功を手に入れ、ストラヴィンスキーの《春の祭典》が20世紀音楽の古典と呼ばれるのと同じく、ベルクの《ヴォツェック》は1925年のベルリン初演以来、20世紀オペラの古典と評される。また「あなたの様式なら、無調の音楽やそれに対する否定的なイメージについて、突破口となるものが書ける」という依頼から、《ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出のために」》が生まれたように、十二音技法の中に調性を織り込んだ作風で知られる。結果、ベルクの音楽は最も早くから受け入れられ、そして最も愛されるレパートリーとなってきた。「歌う声による伴奏付き大オーケストラのための交響曲」となってしまった楽劇から、オペラを「退屈な劇」とすることなく、「人間の声に仕える芸術形式」へと取り戻すこと。そこにはオペラ作曲家としてのベルクの信念があった。そのために2作目のオペラである《ルル》にも、より拡大されて受け継がれている。

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